
私の会社では総務の仕事の中に社員の年末調整の対応があります。
人によって必要な書類は変わってきますが、大抵は各種保険や住宅ローンについての確認が多いです。
年に一回の作業ですが重要な仕事です。
ただ、社員には前年度に申請したコピーと書き方の書類を一緒に渡すので、質問や記入ミスもほとんどなく負担は思ってるより少ないです。
また、会計ソフトが年末調整額の計算もしてくれるので大変助かっています。
これまでの先輩方の業務改善のおかげです。
それと中小企業なので社員数も50名ほどと少ないから一人でも対応が出来ます。(今は二人で対応していますが)
その中でも、ちょっと変わったお問い合わせがあったので紹介しようと思います。
そのお問い合わせとは、
「住宅借入金等特別控除申告書の書類が届かないです、どうしたらいいですか?」
です。
書類が届かないのは総務に責任はないですよー。
はじめに|住宅借入金等特別控除申告書は2年目から届く?
とは言っても、困ってる様子だったので調べてみました。
結果として問題は解決したのですが、やはり総務に責任はなかったです。
当たり前ですが。
お問い合わせをしてきた方からヒアリングしたところ、昨年に家を購入して初年度の住宅ローン控除をe-Tax(Webサイト)で申告をしたようです。
2年目からの申請では税務署から控除の申請書類「住宅借入金等特別控除申告書」が届くはずだとの事でした(確かにその通り)。
ところが11月に入っても書類が届かないので、
「どうしたらいいのか?」
というのがお問い合わせ内容です。
住宅借入金等特別控除申告書が届かない4つの理由
色々と調べたところ「住宅借入金等特別控除申告書」が届かない理由はいくつかあるようでした。
私が見つけたのは下記の4つです。
ちなみに今回の件は、4番目の「e-Taxでの受け取りを希望している」からでした。
- 税務署からの送付が遅れている
- 税務署が手続きを忘れている
- 初年度の申請時に書類の送付を拒否している
- e-taxでの受け取り申請をしている
1〜3番目は、税務署に連絡して書類が必要ですと伝えて、場合によっては必要な手続きをして送ってもらいましょう。
もし年末調整の提出期限内に届かないようであれば、残念ですが自分自身で確定申告をお願いします。
例え中小企業で少人数であっても、総務にも予定があるので締切を過ぎるなら諦めてください。
総務を代表して心よりお願いを申し上げます。(とは言っても相談されれば場合によって対応していますが)
届かない場合の対処法としてまず「e-Taxで去年の申請確認」
調べた結果をお伝えしたところ、確認してみるとの事でした。
その方はe-taxで確定申告をされたのでe-Taxにログインして去年の申請内容を見たそうです。
e-Taxにログイン
e-Taxにログインするには二つの方法があるようです。
利用者識別番号かマイナンバーでのログインです。
その方は昨年にマイナンバーでログインして確定申告をしたと言っていました。
スマホにマイナポータル(アプリ)を入れて、Webサイトに表示されたQRコードをマイナポータルで読み込んでマイナンバーカードで認証してログインが出来るようです。
ログインした後に「送信結果・お知らせ」内にある「メッセージボックス一覧」に入って、「過去文表示」を開くと送信リストが表示されます。
その中にある「所得税及び復興特別所得税申告」を開いて「帳票表示」をクリックすると別ウィンドウが開きます。
そこに「年分 (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書」があるので選択にレ点をつけて「帳票表示」をクリックしてください。
いくつかの選択の後にPDFが作成されるので「帳票表示」をクリックすると申告内容を見ることができます。
最初のページの下に「10 控除証明書の交付を要しない場合」という箇所があります。
そこの「控除証明書について、e-Taxによる交付を希望します」にレ点がついていると、e-Taxでの「住宅借入金等特別控証明書」の受け取りになります。

一応説明しておきますと、「控除証明書について、e-Taxによる交付を希望します」上にある、「翌年分以後に年末調整でこの控除を受けるための、控除証明書の交付を要しない方は、右の「要しない」を選択してください。」にレ点が付いていると、書いてある通りで送られてきません。
この場合は税務署で必要な手続きをして送ってもらいましょう。
住宅借入金等特別控除申告書の入手(e-Tax版)
それでは、住宅借入金等特別控証明書」の入手にとりかかります。
申請確認と同様にe-Taxにログインします。
ログインした後に「送信結果・お知らせ」にある「通知書等一覧」で、プルダウンから「住宅借入金等特別控証明書」を選択して切り替えると表示される項目をクリックします。
別のウインドウが開くので「住宅借入金等特別控証明書一覧へ」をクリックして表示します。
ここに証明書のデータが格納されているのでダウンロードします。
気をつけたいのが、ここで確認出来るファイルでは申請ができないようです。
データをダウンロードして別のページでダウンロードしたファイルを読み込んでから使用するようです。
別のページというのは、「QRコード付証明書等作成システム」です。
ここで先ほどダウンロードしたファイルを読み込んで作成します。
最後にプリンタで印刷してください。
私の申請ではないので多少の認識違いはあるかもしれませんが、相談者から書類が提出されたので大きな間違いはないと思います。
まとめ|書類が届かなくても慌てなくてOK。理由は必ずある
「住宅借入金等特別控除申告書が届かない」問題には、必ず原因があります。
▼主な理由
- 税務署の遅延
- 初年度の設定ミス
- e-Taxで「電子交付」を選んでいる
- 郵送拒否設定
もし11月になっても届かない場合は、
まず e-Tax を確認 → 無ければ税務署に電話
年末が近づくと何故か慌ただしくなります。
忙しいとは思いますが、年末調整の手続きを後回しにすると思わぬところで手間がかかって申請が間に合わなくなる事もあります。
余計に手間がかかって大変になりますので早めに提出しましょう。
というかして欲しいです。
個人的には、年末調整のたびに医療保険にかけているお金に驚きます。
無駄なような気がするので見直しを考えていますが、いつの間にか忘れてしまうので今年こそはと思っています。

