
ブログを始めたばかりの頃って、「記事を書いたのに全然アクセスが来ない…」って落ち込みやすいですよね。
実はそれ、記事の質が悪いからではなく「Googleに見つけてもらえてないだけ」かもしれません。
そこで頼れるのがGoogleサーチコンソール。
無料なのにSEOのプロも必ず使っているツールで、あなたのブログを検索される存在に引き上げてくれるんです。
この記事では、サーチコンソールの使い方について、WordPressでブログを始めた人が迷わず使えるように、わかりやすく解説していきます。
難しい専門用語はできるだけ避けて、初心者でもスッと理解できる表現を心がけました。
まずはサーチコンソールの基本から見ていきましょう。
サーチコンソールとは?初心者でもわかる基本
サーチコンソールって何なのか?
最初はちょっととっつきにくいですが、実は「Googleからの通信簿」みたいなもの。
ブログが検索でどう評価されているかを教えてくれる大事な道具です。
ここを知るだけで、アクセスが伸び悩んでいる原因が一気にクリアになります。
サーチコンソールはGoogle公式の無料ツール
サーチコンソール(Search Console)は、Googleが提供している無料のSEO分析ツールです。
初心者でも次のようなことができちゃいます。
- どんな検索キーワードでブログが表示されているかがわかる
- Googleに記事を早く見つけてもらうための「インデックス登録」ができる
- サイトにエラーや問題があれば通知してくれる
- 読者がどんなデバイス(スマホ・PC)から見ているかを確認できる
つまり「あなたのブログがGoogleからどう見えているか」を教えてくれるツールなんです。
アクセス解析との違い
「アクセス数を見るならGoogleアナリティクスがあるじゃん」と思うかもしれません。
でも違いはここです。
- アナリティクス → 読者がブログに来たあと「どのページを見たか」を分析する
- サーチコンソール → 読者が検索する前に「どんなキーワードで探されているか」を教えてくれる
つまり、サーチコンソールは「入り口」、アナリティクスは「中の様子」を見るためのツール。
どちらもセットで使うと最強です。
初心者にとっての価値
ブログを始めたての人がよく陥るのが「アクセスがない=記事が悪いのかも…」という誤解。
でもサーチコンソールを使えば、実は検索結果の50位くらいには出ていることがわかるんです。
つまり芽が出る直前。
そこにちょっと工夫を加えれば検索順位がグンと上がる可能性大。
サーチコンソールは「アクセスがない理由を見つけるための答え合わせノート」。
ただ闇雲に記事を書くより、数字を見ながら改善する方が効率的にアクセスを伸ばせます。
Googleサーチコンソールの設定方法(WordPressブログ向け)
サーチコンソールを使いこなす第一歩は「ブログをGoogleに登録すること」。
これをしないと、せっかく書いた記事が検索エンジンに見つけてもらえません。
そこでWordPressでブログを始めた初心者さん向けに迷わずできる設定方法を解説します。
ドメイン確認(所有権)→サイトマップ送信→初期チェックまで順を追って進めれば、Googleにちゃんとブログを見てもらえるようになります。
準備:Googleアカウントを用意しよう
まずはGoogleアカウント(Gmail)が必要です。
すでに使っているアカウントでOK。
Search Consoleはそのアカウントでログインして使います。
サイト所有権の確認
まずやるべきは「あなたのサイトの持ち主は自分です!」とGoogleに証明すること。
これを「所有権の確認」といいます。
おすすめはドメインプロパティで登録する方法。
これならサブドメインやhttp/httpsなどもまとめて管理できるのでラクです。
ドメインプロパティ確認(DNSでの手順・ポイント)
- Search Consoleで「プロパティを追加」→「ドメイン」を選択。
- 指示されるTXTレコードをコピー。
- ドメインの管理画面(DNS設定)にTXTレコードを追加。
- Search Consoleに戻り「確認」ボタンを押す。
初心者なら「エックスサーバー」「ConoHa」などのレンタルサーバーの管理画面からDNS設定をするのがスムーズです。
URLプレフィックスでの確認(HTMLタグ・ファイル・Analytics・GTM)
ドメインプロパティが難しい場合は「URL プレフィックス」でサイトを追加できます。
代表的な確認方法は、
- HTMLファイルのアップロード:指定ファイルをサイトのルートに置く。
- HTMLメタタグ:headタグ内にメタタグを入れる(SEOプラグインで簡単)。
- Google Analytics / Google Tag Manager:すでに導入済みで管理権限があれば利用可。
WordPressでは、ヘッダー編集やYoast・All in One SEOなどのプラグインでメタタグを貼るのが手軽です。
サイトマップを送信する
次に重要なのが「サイトマップ送信」。
これは、ブログ記事の一覧をGoogleに提出することです。
WordPressなら以下のプラグインを使えば簡単:
- XML Sitemaps
- All in One SEO
- Yoast SEO
プラグインを有効化すると、自動でサイトマップURLが生成されます。
例:https://あなたのドメイン/sitemap.xml
これをサーチコンソールの「サイトマップ」メニューで入力して送信すればOK。
WordPressでのサイトマップ送信手順
- サイトマップを作る:プラグイン(All in One SEO、Yoast、Google XML Sitemapsなど)を入れると自動で生成されます。
- サイトマップの場所を確認:多くは 「/sitemap.xml」 か「 /sitemap_index.xml」 です。プラグインの設定画面でURLを確認。
- Search Consoleに送信:Search Consoleの「サイトマップ」画面でURLを入力して「送信」。
- 送信後のチェック:エラーが出たらリンク切れ・403・robots.txtでブロックされていないか確認。
よくあるエラーと対処
- サイトマップが取得できない:URL誤り・プラグイン未有効・サーバーのアクセス制限を確認。
- 検証が通らない:TXT追加ミス・メタタグが消えている(キャッシュやテーマで上書き)・管理権限不足。
- サイトがパスワード保護されている(開発環境):公開サイトで実行する。
初期設定は「存在を知らせること」
ここで大事なのは「ブログをGoogleに知らせることがゴール」だという点。
どれだけ記事を書いても、Googleが存在を知らなければ検索結果に出ることはありません。
多くの初心者が「記事を書くこと」にばかり意識を向けますが、本当のスタートは「Googleに記事を見てもらうこと」。
例えるなら、オープンしたお店を地図アプリに登録するようなもの。
誰も知らなければお客さんは来ませんよね。
作業チェックリスト
- GoogleアカウントでSearch Consoleにログイン
- ドメインプロパティ(推奨)を追加してTXTで確認 OR URLプレフィックスで確認
- WordPressでサイトマップを有効化(All in One SEO / Yoast等)
- Search Consoleにサイトマップを送信
- 代表ページを「URL検査」でインデックス申請(必要時)
サーチコンソールでできること一覧
「サーチコンソールって実際に何ができるの?」と思う方も多いですよね。
ざっくり言うと、ブログが検索でどう見られているかを数字で教えてくれる便利なツールです。
初心者でもすぐ使える代表的な機能をまとめました。
投稿した記事をgoogleの検索エンジンに申請(サイトマップ送信・インデックス登録)
前のセクションで設定したサイトマップは、記事をGoogleに届ける提出物のようなもの。
でも、もし「エラーが出た」「URLが取得できない」となったら、その原因もサーチコンソールで確認できます。
これで「なぜ検索に出ないのか」がすぐわかるので安心。
それから追加で記事を投稿した場合に「インデックス登録をリクエスト」することで投稿記事の確認を早めてくれます。
後ほど、投稿記事のインデックス登録のリクエストの手順をお伝えします。
検索キーワードの確認
サーチコンソール最大の魅力は「どんなキーワードで検索されているか」がわかることです。
たとえば「ブログ 始め方」とか「サーチ コンソール 使い方 初心者」といった実際の検索ワードを一覧で確認できます。
なぜ大事か?
読者がどんな言葉で探しているかを知ることで、「求められている記事」を書けるようになるからです。
平均掲載順位・クリック率(CTR)の確認
- 平均掲載順位:検索結果の何番目に出ているか
- クリック率(CTR):検索されたうち何%がクリックしたか
たとえば「平均掲載順位が15位、CTRが1%」なら、「検索されているけどクリックされにくい」とわかります。
改善策は「タイトルをもっとキャッチー(魅力的)にする」こと。
外部リンク・内部リンクの状況確認
どのページに他サイトからリンクが集まっているか、また自分のブログ内でどんなページがよくリンクされているかを確認できます。
リンクはGoogleにとって「信用の証」。
リンクが多いページは検索順位でも有利になりやすいんです。
インデックス登録のやり方とコツ
記事を書いても検索結果に出ない…そんなときは「インデックス登録」が必要です。
これはGoogleに「新しい記事を書いたから見てね!」と知らせる作業。
初心者が見落としがちな部分なので、手順とコツをわかりやすく解説します。
URL検査でインデックス申請
サーチコンソールの「URL検査」機能を使えば、新しく書いた記事をすぐにGoogleに知らせられます。
手順はシンプル
- サーチコンソールの検索窓に記事URLを入力
- 「URLがGoogleに登録されていません」と表示されたら「インデックス登録をリクエスト」
これでクロール(Googleが記事を見に来ること)の順番を早めてもらえます。
更新した記事も同じように申請可能。
「リライト(修正や追記)したのに順位が上がらない」ときは、再申請して存在をアピールしましょう。
サイトマップで自動登録をサポート
記事が増えると毎回手動で申請するのは面倒。
そこで活躍するのがサイトマップです。
前のセクションで設定したサイトマップを送信しておけば、新しい記事が公開されるたびに自動でGoogleに伝わります。
サイトマップは「記事の住所録」。
まとめてGoogleに渡すことで効率よくインデックスされるんです。
登録されないときのチェック方法
「インデックスされません」と表示されると焦りますよね。
でも原因は大体シンプルです。
- noindex設定になっていないか(記事の公開設定を確認)
- robots.txtでクロールを拒否していないか
- URLが正しく入力されているか
- サイトマップが反映されているか
特に初心者がやりがちなのが「WordPressの公開設定でnoindexをオンにしたまま」。
これではGoogleに「見ないで!」と伝えているのと同じです。
まとめ:サーチコンソールは「ブログの健康診断書」
Googleサーチコンソールは、ブログ運営に欠かせない健康診断書のような存在です。
- 自分のブログが「どのキーワードで検索されているか」を知れる
- インデックス登録を通して、記事を検索結果に届けられる
- サイトマップを使えば、Googleにスムーズにブログを認識してもらえる
- そして「検索での見え方」を整えることでクリック率も伸ばせる
こうした機能は一見ややこしく感じますが、「なぜそれをやるのか」を理解すればシンプルです。
たとえば、インデックス登録は「Googleに住所を教える作業」。
検索での見え方を調整するのは「お店の看板を見やすくする作業」。
そう考えれば、あなたのブログをもっと多くの人に届けられる理由がはっきり見えてきます。
ここから先は「実践編」へ
この記事ではサーチコンソールの基本とやる理由をお伝えしました。
次のページではさらに具体的に、
- サーチコンソールで「検索キーワード」を分析する方法
- クリック率を伸ばすための実践テクニック
を、具体例を交えて解説します。


